「自分のために生きる」持田恭子さんのAmazon電子書籍に寄せて
🌸しあわせの花咲くコーチングのMITOです🌸
仲良くさせて頂いているカウンセラー仲間の、
持田恭子さんが、
という電子書籍をAmazonから出版されました。
サブタイトルには、
「知的障害者のきょうだいが立ち向かう課題」とあります。
恭子さんのお兄さんは、
ダウン症候群と中度の知的障害がありますが、
親でもない、当事者でもない、
障害者の「きょうだい」が、
直面している問題を丁寧に整理し、
その問題の起こる背景や、
そこから見えてくる社会と個人の抱える課題。
その課題をどのように乗り越えていくかまでを、
社会的制度や様々なサポートグループを紹介すると同時に、
恭子さん自身の葛藤や変化を、
リアルな体験談を交えて綴られています。
早々に読ませて頂き、
泣きました・・・
ぜひ読んで頂きたいので、
本の内容には触れませんが、
命への眼差しの深さに、
命の体験の深さに、
胸が熱くなりました。
(曼珠沙華 by MITO)
実は私の若い頃のことですが、
17歳の時に、地元の重度知的障害児の施設を訪れたことがきっかけで、
22歳から27歳までの6年間、
大変に重い知的障害を持った子供たちの施設で、
働いていました。
その時、私を突き動かすように湧き上がっていた、
「問い」を、
今でも鮮明に思い出すことができます。
それは、
「人の命(障害や病も含めて)の多様性って何?」
「人の各々の命の繋がりに境界線はあるの?」
という問いかけでした。
恭子さんの著書は、
私の今でも消えることのない、
その問いに応えてくれました。
「答える」と言うよりは、
私の両の手のひらに、
そっとそのエッセンスを、
置いてくれたような、
「応え」です。
(灯り by MITO)
恭子さんの著書のタイトルは、
「自分のために生きる」です。
「自分のために生きる」
ことへの恭子さんの真摯な道のりこそが、
同時に、
障害を持ったお兄さんと共に生きることへの、
道のりなのだと思いました。
恭子さんは、
著書の「はじめに」に次のようにも書かれています。
『・・・障害を持つきょうだいでなくても、
誰もが何らかの課題を抱えていると思います。
「きょうだい」という言葉を「自分」に置き換えて読んでみたら、
何らかの共通点があるかもしれません。』(以上抜粋)
障害者を家族に持つきょうだいの方にはもちろん、
そうではない方にも、
是非手にとって頂きたい1冊です!
余談ですが、
恭子さんに会うと、
恭子さんとお兄さんと恭子さんのご主人との、
この3人の素敵で泣けて笑えるエピソードが聞けるのも、
私の秘かな楽しみです。
しあわせ花は、今日もどこかで咲いていますね。
MITO~ 🌸
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